大浦海水浴場
「(伊豆下田風景)大浦海水浴場」(伊豆の園楽下田港風景)
昭和10年頃。元和9年(1623年)遠見番所が須崎から大浦に移転。寛永13年(1636年)これを改築して船改番所とし、上下の廻船を検問することとした。寛文4年(1664年)、大浦切通し開削。現在の切通しは明治44年以来、数回切り下げられ、今は自動車も通じるが、大正の頃は自転車もかつぎ上げなければならない急坂であった。

「大正から昭和初期までの、下田町民の海水浴場は、大浦海岸であった。真夏には、大変な人出で賑やかだった。自転車の荷台に売り物を積み、手製の旗を立てたアイスクリーム屋や、同じ格好の玄米パン売りが来た。町では、木で組んだ飛込み台を立てた。保養館(現、下田海浜ホテル)経営の貸ボートもあった。」
(五十年前の中学生・高見場)

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