弁天島 下田ぶし
「辮天島」(風景と民謡 下田ぶし入り・下田藝妓組合発行)
昭和10年代頃。
「伊豆の下田を朝山まけば 晩にや志州の鳥羽の浦へ 傳馬を漕いで八帆まいて 帆足そろへて行くときは 下田を戀しと 思ひ出して 泣きやがれ 泣きやがれ」(下田ぶし三番)

 下田節の根本歌で鳥羽でも九州の宮崎でもかように謡っている。俚謡中の俚謡である。(南豆俚謡考/足立鍬太郎著・高橋廣明校閲)

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